四面楚歌

バカにしてた人間を尊敬するようになって、尊敬してた人間がたいしたことない奴だと気づいた。

敬語が絶対だと思っていた先輩に、タメ口どころか「ばかじゃねえの?」とか言うようになった。

年上の後輩が仕事もろくに覚えてないくせに年齢わかった途端にタメ口きいてきたことに腹がたって、タメ口きくのは私より仕事できるようになってからにしろよ、なんて大口を叩けるわけもなく、Twitterに書き込んだ。

 

バイトって楽しかったなあ。いや、今もバイトなんだけどさ。オフィスでのアルバイトをアルバイトと言っていいのかも仕事と言っていいのかも曖昧なまま、ってか自分のなかでしっくりくるものがないだけなんだけど、とりあえずインターンとでも言っておこうかななんて。

そういえば居酒屋でバイトしてた自称舞台俳優は派遣の単発バイトでも仕事って言ってたなあ。池袋のちっさい小屋みたいな、劇場ともbarとも言えない所で、わけのわからない、たぶん原作はそれなりに有名な舞台をみせられて、ちょっとそれっぽい感想言えば、やたらと演技論とか語ってきちゃう三十路きちぃわ。

 

世の中反面教師しかいないよね、なんて悟り世代発動しちゃって。同世代より精神年齢高いんだよね~とか、私達観しちゃってて~なんつって恥ずかしい。あ、これ身に覚えあるわ~、きちぃわ~。

 

他人に興味がなさそうなあの人が、"バイトの女の子達"のなかから私を見つけてくれて、だけど彼には特別な意味は無かったようで、不定期で数ヵ月会わないことなんてざらで、あの人やめたの?とか、生きてるの?とか言う冗談が鉄板だったあの場所で、たまに一緒になれば他の"バイトの女の子達"よりはマシか、くらいのポジションになってただけ。理想的っちゃ理想的だけど、もうちょっと構ってくれたっていいじゃない、なんて恥ずかしいこと言えないよねえ。

健気にTwitter検索なんかしちゃって。見事に本名でヒットしちゃって。フォローなんてしたら嫌われちゃうからさ、たまーに検索して、ブログ読んじゃったりして。あれ、これ私のことじゃん、私のこと大好きかよーなんつって、勝手にネタにして。陰キャの集まりで騒いでさ。ストーカーかよって、キモいよマジで。でもだって、これでまた会ったときに、ご飯行きましょうよ、なんて言うのはお門違いなの知ってるんですもの。ほら、私達観してるから。

 

あれ、でもなんだよ、彼女いるのかよ、情とかあるのかよ、私知らないよ?彼女面かよ、キモいよマジで。これに関しては我ながら気持ち悪いわ。そんなこんなでブログの書き方わからないからまた読み漁って文体真似しちゃってるのほんとにキモいって自覚してるよ。

 

お互いに寂しさ紛らわせるならいいやって久しぶりに会った中学時代の先輩は自分のことしか考えてなくて、おいマジかよ、の連発で、今のバイト先にいるプライド高い劣等感丸出し処女先輩へのネタとして使わせてもらうしかなかったんだよね、いや、いい顔してたわ、「都合のいい女にならないように気を付けてね」じゃねえよ、こちとら都合のいい女やってやってんだよ。今のあんたの顔嫉妬心剥き出しよ?気づいてる?後輩に説教する前に鏡みておいでって。

 

いや~、若いね。

これで片付けるオジサンたちには、酒に酔っぱらった振りして、っていうか酔ってるんだけど。そこはいいよ、まあ、アルコール摂取してから長話を視線ガッツリ合わせながら聞くだけで効果覿面!次の日からなーんか優しくなっちゃうんだな~。

とか偉そうにいってるけど、まあまあの地味顔ブスがこれやってるんでね、あとはお察しを。

 

短い人生それなりに上手くやってきてるけど、自分のやりたいことも正解だと信じる何かも、何も見つかってないクソガキで、大人なんてどいつもあてにならない、かといって無垢な子供も苦手なんで、どこ向いて歩いたらいいのかわからんよね。